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総勢50名の現代アーティストが参加!
3月20日(水)から4月1日(月)まで企画展「Saturday Night Once More」を開催

東京・西麻布 夜のアートスペース「WALL_alternative」と大阪を拠点に活動するMarco Galleryとのコラボレーション企画

エイベックス・クリエイター・エージェンシー(本社:東京都港区、代表取締役社長:加藤信介、以下:ACA)が運営するオルタナティヴ・スペース「WALL_alternative」では、2024年3月20日(水)から4月1日(月)まで「Saturday Night Once More」を開催いたします。    

今回の企画展「Saturday Night Once More」は、WALL_alternativeとして初となるMarco Galleryとのコラボレーション企画です。大阪に拠点を構えるMarco galleryは、昨年運営3年目にしてFrieze Seoulに初出展・日本のギャラリーとして唯一Frieze Seoul Stand Prizes に選出された注目を集める気鋭ギャラリーです。
Marco Galleryのディレクターである菰田寿允が掲げる「クロスオーバー」というコンセプトとそのディレクション力に強く共感し今回のコラボレーションが実現しました。  
展覧会は、約 70 年ほど前に深沢七郎によって書かれた楢山節考(ならやまぶしこう)という物語に登場する「姥捨山」から着想を得ています。子供が生まれて人口が増えるたび、生活資源が限られているために人口調整を行わなければならないという村の掟に従って、70 歳に達した老人たちが山に捨てられるというディストピア的な世界がそこでは描かれています。本展では、70年前に描かれたこの姥捨山と現代社会との共通点を、ユートピア的な目線でポジティブに捉え直し、未来へ向けて理想的な社会をみんなで考えるということを試みます。  

■ディレクターによるメッセージ  
   

本展では、姥捨山を再解釈した『サタデーナイトワンスモア(土曜の夜をもう一度)』という、満月の夜の孤島でウバステされたジーさんバーさんたちが開催しているヤバいパーティーに忍びこんだ若者たちと老人たちの物語を通じて、この展覧会に関わる全員(WALL_alternative、Marco Gallery、作家、そして、鑑賞者)で対話し、私たちの未来へ向けて何かが生まれる予感を感じることができれば幸いに思います。  
Marco Gallery ディレクター・菰田寿允  

■出展アーティスト(五十音順、敬称略)
ARIKA/石川晶子/Yutaro Ishikawa/一林保久道/今中健太/岩崎拓也/Wu Win/宇野湧/umao/江頭誠/大竹舞人/RYO OGATA /沖冲./オヤマアツキ/KTOKA/神出謙/Kamerian./北浦和也/木村舜/笹崎凛/澤田はるか/澤田光琉/白石効栽/鈴木大晴/Stang/高尾岳央/髙橋穣/谷村メーチンロマーナ/津田光太郎/Tim Kojima/長野久人/中畑良孝/中村日奈子/西久松友花/西村卓/野々上聡人/Ha Myoungoo/橋本ゆかり/長谷川彰宏/東春予/不吉霊二/藤田クレア/古田充/古屋湖都美/BOCKY/松岡柚歩/茂木淳史/山田彩菜美/山塚リキマル/米村優人/Ryu Jeyoon/和田峻成    

■展覧会の見どころ  
・深沢七郎原作「楢山節考」で描かれた「姥捨山」を再解釈し展覧会を構成  

・気鋭アーティスト50 名の新作ドローイング作品、立体作品、平面作品を一堂に展示・販売  

・山塚リキマルが本展のために制作したオリジナルストーリーとそれにまつわる作家らによる作品で構成  

・作品の設置方法の歴史を3 フェーズに整理した形で展示構成を展開  

・展覧会が進むごとに生き物のように変化していく空間  

・「Saturday Night Once More」展覧会コラボレーションカクテル・ベーコンジントニックを提供            

■展示概要 「Saturday Night Once More」
会期:2024年3月20日(水・祝)-4月1日(月)
※会期中無休 時間:18:00-24:00 
入場:無料・予約不要
会場:WALL_alternative(東京都港区西麻布4-2-4 1F)
HP URL:https://avex.jp/wall/exhibition/118/
主催:WALL_alternative
企画:Marco Galleryディレクター・菰田寿允  

<OPENING RECEPTION>
日程:2024年3月20日(水)
時間:18:00~24:00
会場:WALL_alternative ※入場無料・予約不要  

【Marco Galleryについて】
コマーシャルギャラリーとしてクロスオーバーというコンセプトの下、2020年に始まりました。各領域において一見すると関係のないように思えるものの中に点のように潜んでいる美的感覚を見つけ、展覧会を通じてそれらの点を結ぶことで線にして、そして、立体的なものにするための実験を行いながら、時空を越えて機能する場となることを目指しています。その中で私たちは、まるで生きている時代や社会に呼応するようにしてアーティストたちが表現するものが、文化や国、時間を超えて、どこかの誰かによって読み解かれ、アーティストが生み出した作品群がその誰かにとって、アーティストの生きた時代や社会を紐解くための知覚的な参考書となることを期待しています。ときにそれらは、人類の道標となり、足跡となり、そして、人間がより人間的であれるように世界を耕してくれるものであると確信しています。 その上で、アーティストが止めどなく継続的な表現活動をするための環境が必要であると考えており、その環境は、ギャラリスト、キュレーター、批評家、コレクターのみなさま、そして、未来のそういった存在になる人々など、このような関係者に代表される人々の化学反応があってこそ、醸成されると考えています。
Marco Gallery は、このような考えのもと、その醸成を促す存在の一つとしてこれから先の未来を見据えた活動を行なっています。
具体的には、上記のように文化や国や時間を超えた分野横断的なクロスオーバーしていくというコンセプトの下、弊ギャラリーでは、若手、中堅問わず、世界を舞台に見据えた作家たちとともに現在は、アート台北やアートフリーズなどのアーフェアへの参加を行いながら、国内においては、世代を超えてアートに対して感度の高い土壌を耕すべく心斎橋に場所を構えて展覧会を構築し、現場での鑑賞者との直接の対話を通じて作家の思想や現在の社会との関係性などを口伝しつつ、また、レジデンスとの関係構築も行いアーティストを派遣するなど、枠にとらわれることなく周辺領域が拡張される場となることを目的としています。  

【WALL_alternative バーについて】

Photo by Aya Kawachi

元六本木祥瑞のシェフで、現在はナチュラルワインカルチャーを中心にHOTDOG、SANDWICHのポップアップイベントなど多岐にわたり活動を展開している恩海洋平がバーマスターを務め、常時200本以上のナチュラルワインやオリジナルコーンビーフを使用したサンドイッチなどのスペシャルメニューを提供しております。 今回、展覧会特別メニューとしてコラボレーションカクテル・ベーコンジントニックも提供します。  

【WALL_alternative概要】
営業時間:18:00-24:00
住所:東京都港区西麻布4-2-4 1F
Instagram:https://instagram.com/wall_alternative
Web:https://avex.jp/wall/
問い合わせ:WALL@av.avex.co.jp